北陸遠征2日目 その8
南富山に到着したらそのまま路面電車で富山駅に戻ろうと考えたのですが、行き違いで来た電車に飛び乗り来た道を戻りました。
下の写真はその車両を富山駅で撮ったものです。(手前の方ですよ)
地鉄オリジナルの車両。車齢は長くとも地方鉄道で自社の車両に乗れるのは非常に喜ばしいことです!!
ちなみにこの車両のカラーリングには「かぼちゃ電車」という可愛らしいネーミングが。
とりあえずホテルにチェックインするため路面電車へ。どうでもいい話ですが私は乗り鉄・車両鉄については雑食を自称しているもんで何にでも興味を持ちます。もちろん路面電車も興味の対象!!
本日のお宿はこんな感じ。テレビは無いものの大浴場・朝ごはん付きなので満足です。また話がそれます(もしかしたらこの話は過去に言ったかもしれません)が、私のホテルの選別基準は順に
①大浴場つき
➁朝ごはんつき
こんな感じですね。
ホテルのチェックインを行ってもまだ19時過ぎ。時間はあったのでフリーきっぷで路面電車を撮影しました!
7000系の吊りかけ式モーターの音が病みつきになりました
何て表現しようか・・・?昔、音楽の先生が「歌うときはお腹から声を出しなさい」と言ってましたがそれを電車で体現したらこうなるでしょうか(笑)・・・?
入浴と洗濯を済ませ地鉄の時刻表とにらめっこ。2日目の夜はこうして更けたのであった・・・
2日目終わり!次は3日目!!
北陸遠征2日目 その7
早速突撃だあ~!!
今回の旅の目的の1つ、「富山地方鉄道」です!!
流石は薬売りと温泉の国、改札前の売店にもこんなものが。
今回使用する乗車券はこれ。バス、市内線(路面電車)、電鉄線(南富山駅まで)が乗り放題で650円。今日は夜遅いのでこれだけで十分です。
しかし地方鉄道でこんなに種別が豊富なのはとても珍しい。快速急行もあるの!?
南富山駅を経由する岩峅寺行きの改札(入場)が始まるのを待ちます。
地方鉄道のお楽しみと言えば「車両ガチャ」ではないでしょうか?「元○○鉄道XX系が走ってるぞ~」と下調べした上で出かけると楽しさも倍増!!
果たした何が来た・・・?
やった~!!当たりくじ~!!!
東京にお住まいの方でしたら懐かしく感じるかもしれませんね。これはかつて西武の特急、レッドアロー(初代)として活躍した車両です。
さっそく乗車!!
今は各停で用いられることが多いこの車両もかつては大手私鉄の花形車両。もったいないほどに豪華で長時間移動も苦痛にはならなさそうです。
窓側の席には小さなテーブルがありました。って・・・!?
せ、栓抜きがついているだと・・・!?
これにはびっくり。と同時に時代を感じました。
更にびっくりしたのがこれ。車内に自販機!こんなものまであるとは地鉄さん、恐れ入りました・・・!
南富山まではあっという間。続きはその8へ!
北陸遠征2日目 その6
高岡から東へ。4両編成の電車に乗り込みます。
私の好きなスペース。先頭車どうしの連結部分が好きな人って少なからずやいますよね?
北陸新幹線と交差を繰り返しながら高速で向かいます・・・
夕方5時前・・・ついに富山に到着!!
一度は訪れたかった富山です!到着した瞬間、何とも言えぬ達成感を味わえました。
もちろん忘れずに「ふるさとの空」も収音。ただ、富山駅は駅の構造上、車両の音がものすごく響くんですよ・・・(ドーム状の屋根の影響)5、6回ほどやり直してやっと成功しました。あと、この駅の発車メロディーは季節によって変化します。旅行に行ったのが2月だったので冬バージョンでした。
さて、腹が減っては戦は出来ぬ。という訳で駅下のお蕎麦屋さんで早めの晩御飯。
立山そばを頂きました。トッピングは富山名物の白エビ。
本当は居酒屋などで海の幸を頂きたいところでしたが大学生の財布にそのような余裕は一切ございません・・・
私が訪れたときは2020年2月。富山の路面電車の南北直通運転が始まる直前でしたので駅の下は工事中。
このあとホテルにチェックインしても良かったのですがいくら何でも早いと感じたのでまだまだ遊びます!富山と言えば・・・「アレ」!
その7を待て!!
北陸遠征2日目 その5
ディーゼルカーが発車するまでしばし見物。
地元の高校生の方が作成したジオラマ。立派ですね!!
蛸島駅まで運転していた時代の観光パンフレット。
旧車両の部品展示。鉄道好きにはたまりません!!
通常塗装のNT200で七尾へ戻ります。
ちなみにここでも旧音源の接近メロディーを収音しましたよ(笑)
行きと比べて帰りはかなり空いていたので海側の1人席を確保。ディーゼル車のクロスシート(ボックスシート)って何だか落ち着きますね~
そしてそのままJR七尾線に乗車。
デッドセクションを超え津幡に戻り、IRいしかわ鉄道に乗車。そしてそのままあいの風とやま鉄道へ!
途中の駅でたまたま撮った写真。この駅の隣は「石動駅」なのですが、「いするぎ」と読むんですね・・・完璧に初見殺しだなあおい!
どうでもいいかもしれませんが北陸本線には「動橋」って駅があります。「どうはし」じゃありませんよ、「いぶりはし」ですよ!これも難読だあ!
第三セクターとは言え元は北陸本線。路線も高規格で最速110km/h出していました。
高岡駅で途中下車することに。
観光列車「一万三千尺物語」。
改札を出ると万葉線も。
あいの風とやま鉄道は三セクとしてスタートを切った後、全駅で到着メロディーを自分たちで用意しました。富山県や特定の市町村にゆかりのある方が作曲したものや県民の歌をアレンジしたものが用いられています。
高岡駅や富山駅では接近メロディーで県民の歌である「ふるさとの空」が用いられていますが1つの曲の前奏部分は富山駅等で、後半の盛り上がる部分は高岡駅等で使われています。もちろんそれらを収音するために今回下車したと言っても過言ではありません。
収音を終え、東へ進みます。続きはその6で!
北陸遠征2日目 その4
せっかく穴水まできたので「のと鉄道の過去」を少しでも拾っていこうと思います!
NT800の中はこんな感じ。急行用とあって少し豪華でした。
かつて使われていたであろう時刻表が。快速や急行も走っていた黄金期の跡がここでも見られました。
かつては先に伸びていた線路の部分は保守車両の留置線に。
線路が伸びている場所まできました。そして右手を見ると・・・
橋は撤去されましたが柱はそのままに。
回り道して奥へ向かいます。
かつて列車が走っていた箇所はすっかり荒れてしまいましたがそれでもわずかながら痕跡は見つかりました。ああ、列車は北の方向へ走っていたんだな・・・
昔の廃線跡は辿るのが難しいですが、こちらは比較的新しめ。自分が生まれた頃はまだ走っていた、だからこそ想うものが沢山あります・・・ああ、乗れていたならなあ・・・
今回のと鉄道に乗車したのも「あああ、あの時乗っておけば良かったなあ・・・」を防ぐためでもあります。地元の方に申し訳ないことを言いますが、今走っている七尾線もいつ廃線になってもおかしくない状況なので・・・
「後悔する前に乗れるものには乗っておこう!」
そうつくづく実感しました。
私が旅行に行くとローカル線や三セク、地方鉄道に乗車するのはそのためなのです。
長々と書きましたが駅に戻りお昼。穴水の駅は道の駅と一体化しており、そこで少しばかり購入。
これで500円は安い!都会では考えられません!!
そしてここではのと鉄道のグッズも置いてます!私は旧能登線の絵が描かれた絵葉書を購入しましたよ!
気動車がやって来ました。続きはその5で!
北陸遠征2日目 その3
いざ、出発!
この日の車両はお客さんで一杯。特にツアー旅行の方が目立ちました。
新造から15年の気動車は比較的揺れが少な目。それでもいい具合に揺れを楽しめました。
1両の気動車は海沿いや山中を走り続け・・・
40分強で終点、穴水に到着!!
さて、今回の旅行で達成したい目的がここにも。下の写真がヒントです。
「? 何かホーム多くね?」って思いませんか?そして左の車両は何だ!?
たしかに2面4線って地方鉄道では多い気が・・・?
このことをお話するためにのと鉄道の歴史的な話を。
赤字で廃線が検討された国鉄能登線。しかし地元住民は鉄道の存続を希望。石川県の支援などによって第三セクター「のと鉄道」が誕生。
・七尾線:七尾~輪島
一時は急行運転や増発による盛況があったもののモータリゼーションの波にのまれ能登線全線廃止・七尾線穴水~輪島部分廃止となり、当時より路線距離が大幅に減った。
(Wikipediaを参考にさせて頂きました。)
もうお分かりですね?
旧型車を見たかったんです!!NT800もNT100も!!
そして極めつけはこれだあああああ!
もうね、泣きそうになりましたよ。
二度と行くことがない行き先を表示させてあることに感動しました!!
少し感情的になってしまいましたが話を戻します。懐古鉄の私としてはこんなものほっておくことが出来ません!
その4では「のと鉄道の○○」を見ていきたいと思います!!
北陸遠征2日目 その2
いざ、七尾線の旅!
今回は415系6両で旅に出ます!(朝夕だと6両、昼間3両って感じみたい)
津幡までは通勤・通学客の姿がそこそこ見られましたが、それを過ぎると様子がガラリと変わり、観光客とおぼしき方が大多数でした。
津幡駅を過ぎると「一瞬車内の照明が消えます」というアナウンスが。これは「デッドセクション」と呼ばれるもので、交流⇔直流と切り替わる区間は車両が電源を供給せず惰性で走り抜ける現象を指します。そのため照明がしばらく消えるんです。
JRの新車ではこのような現象は起きず、国鉄型の旧型車の場合によく見られる現象です。
七尾線は521系への置き換えが決まっており、このデッドセクションの体験が出来なくなるのでどうしても乗車しておきたかったのです。
春を待つ田んぼを眺めながら415系にゆられて1時間半・・・
七尾駅に到着!
ここで415系とは一旦お別れ。さらに北へと進みます。
さて、先ほど説明した「北陸おでかけパス」は次の和倉温泉駅までしか有効でないのでもう一枚フリーきっぷを購入します。
片道が850円(だったはず)なので往復するだけでもお得な乗車券です!
ラッピングされたNT200系で終点の穴水へ!
続きはその3で!
北陸遠征2日目 その1
朝7時に起き、朝風呂・朝ごはんを堪能したあとは金沢駅へ。
本日は一筆書ききっぷは使いません!その代わり、これを使います!
「北陸おでかけパス」
これは
・北陸本線
・第3セクター(旧北陸本線など)
が1日乗り放題になるお得なきっぷです!土日限定・要予約なので前もってe5489で購入しておき、利用する前日にフリー圏内の駅で引き換えます。
乗車する列車が来るまで駅で車両を眺めます。
521系も6両で走るんだ・・・
3(サン)ダーバード。
そしてお目当ての車両が来ました・・・!
車内はこんな感じ。かなりゆとりがあります。
これは・・・何と言えばよろしいのでしょうか?クロスシートなのかボックスシートなのか・・・
さて、七尾線で終点の七尾まで向かう訳なのですが、途中の津幡駅まではIRいしかわ鉄道線(旧北陸本線)の線路を走ります。
「ん?てことは18きっぷはどうなるの?」と思ったそこのアナタ。
ここに関しては18きっぷの特例が適用されます。
金沢駅・津幡駅に限り途中下車が認められます。その間の駅で途中下車すると別途乗車賃が課せられる、という訳です。今回の旅行ではフリー圏内なので問題ありません。
少し喋り過ぎたので一旦ここでおしまい。その2でまたお会いしましょう。
北陸遠征1日目 その4
実はこのとき、人と会うことを約束してました。
金沢に住む知人に前もって会えないか聞いたところ、晩飯を食べにいくのはいいと返事が返ってきたので待ち合わせ場所である香林坊へ。
金沢の街って、駅と繁華街が少し離れているんですねえ。バスがこれでもかという位ひっきりなしに走っていました。
友人と合流し、お店に入ります。ガイドブックでも取り上げられた有名店へ。
金沢名物・ハントンライス!
オムライスにエビフライをのせたようなB級グルメです。もう説明不要なレベルで美味しい。
美味しい料理を頂きながらお互いの馬鹿話を楽しみました。
彼と別れた後はホテルへ戻り、明日の計画を練るべく時刻表と格闘しました。
これにて1日目終了!2日目をお楽しみください!!
北陸遠征1日目 その3
「金沢までせっかく来たんだからさあ、兼六園とか21世紀美術館とか行ったらどう?」
旅行に行く前にこんな助言を頂きました。が、私は鉄ヲタ。誰が何と言おうが鉄ヲタ。
時間がもったいない。という訳で早速北陸鉄道浅野川線に乗車してきました!
きっぷを購入したはいいが、「あれ?改札の中に入れないぞ?んで、改札前に行列があるぞ?」ってなりました。後になって分かったのですが、電車の出発数分前になるまでは改札業務を始めないみたいでした。都会に住んでいる自分からすればとてもびっくりです。改札なんていつでも入れると思っていたものですから。
車両とご対面。元京王3000系が今でも使われています。ただ、この車両もまもなく引退することが決まっており、元東京メトロ03系(日比谷線のやつ)が後継になります(予定)。それを知っていたのでどうしても乗っておきたかったのですよ。
余談ですが、私は譲渡車両も結構好きで「元○○鉄道△△系やな」とか調べるのが楽しいんですよね~。ひと昔前は東急7000系や京王3000系・5000系あたりがあちこちに譲渡されましたが、それらの置き換えとして今は東急の1000系や東京メトロ03系が注目されているらしいですな。個人的には「03系とか1000系ってもうそんな歳なのか・・・!?まだ30過ぎだぞ・・・!?」と驚きを隠せていません。
おっと、話が脱線してしまいました(電車だけに)。2両編成のワンマンカーは住宅地をすり抜けるようにのんびりと進みます。自分が乗った時間帯が平日の夕方であったためか、小学生~高校生の方が大勢乗り込んでは降りてを繰り返していました。
車内にはこんなポスターも。マニアにはたまりません!
北陸鉄道はかつて「国鉄の北陸本線の駅だったらどこでも乗り換えが出来た」と言われてたほど大規模な鉄道会社でしたが、現存するのはこの路線と石川線のみ。出来ることなら廃線跡も巡ってみたいですね。
片道20分弱の旅はあっという間でした。終点の内灘駅は小さい車庫が隣接されています。
来た道を引き返し、再び金沢へ。ここから先はその4で。